悪魔のようなアナタ ~with.Akito~




晃人の指が入口のすぐ上にある蕾を刺激する。

痛みに顔を引き攣らせていた灯里だったが、晃人の指がそこに触れた瞬間、ぴくんと体の奥が収縮するのを感じた。

晃人の指が宥めるように何度もそこを刺激し、やがて痛みが薄れてくる。

灯里はくたっと脚から力を抜いた。

その瞬間。


「っ、ぁあ――――っ!」


熱い杭が一気に体を断ち割った。

とてつもない質量のものが灯里の体の中に埋め込まれ、奥へと到達する。

体を開かれる痛みに灯里は背を仰け反らせた。

けれど十分に潤い解れていたせいか、痛みはすぐに消えていった。


「大丈夫か、灯里?」


晃人が気遣わしげに灯里の頬に手を添える。

いつも優しく灯里を見つめている瞳が、今は滾るような熱を帯びている。


灯里は胸の奥に熱いものが溢れるのを感じた。

痛みですら、晃人が与えてくれるものならば愛おしい……。


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