悪魔のようなアナタ ~with.Akito~
「やってくれたな、てめぇ……」
「……」
心は抵抗したいのに、体が言うことを聞かない。
灯里は渾身の力で男を睨みつけた。
その時。
「そこで何してる!?」
聞き覚えのある声に灯里ははっと息を飲んだ。
そして目の端に映った人の姿に心からの安堵を感じた。
良かった、来てくれた……。
灯里は晃人の姿を視界の端に映しながら、意識が遠のくのを感じていた……。
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