真夏の海のシンデレラ
シャワーを浴び、昨日買ったばかりの白のワンピに着替える。


ヒナの焼けた肌に映える白は、ヒナの純粋な気持ちの表れの様でもあった。


4時30分。


海の家の前では既に浩二が待っていた。


「お待たせ!」


「おぃっす~。 あれ? なんか今日感じ違うじゃん!」


「そ・・そうかなぁ?」


照れている私をよそに、彼の手は自然と私の手を掴む。


もう何度目のデートだろう。


私たちはこうして、一緒に歩くときは絶対手を繋いでいた。


でも、毎回繋ぐ時はドキドキしてしまう。


浩二は恥ずかしくないのかなぁ・・・・


私は恥ずかしいよ・・・・


照れちゃうよ・・・・・
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