真夏の海のシンデレラ
「浩二~?久しぶり~。なんで最近連絡くれないの?寂しいよぉ~この前連れてってくれたホテル、また一緒に行きたいなぁ~。」


「・・・・・・・」


「浩二?ねぇ聞いてんの~?」


この子、ちょっと酔っ払ってるっぽい・・・


私は電話を切って、浩二のポケットに、そっとしまった。


もちろん、また鳴り出す着信音。


「ん~・・・」


やっと起きた浩二。


遅いよ・・・・


もっと早く起きたら、私こんな悲しい思いしなくて済んだのに。
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