真夏の海のシンデレラ
海辺に着くと私たちは隣に座り、暫く海を眺めていた。




先に口を開いたのは浩二だった。



「あのさぁ・・・。愛海って奴・・・マジでただの友達だから。前に何回か告白されたけど付き合ってないし、ほんと、体の関係とかもないから。あの後携帯みてヒナが愛海からの電話取ったんだって気づいて・・・・何言ってたか分からないけどあいつならデタラメいいそうだし、なんであの時ヒナの様子に気づかなかったんだってマジ後悔してさ。俺が好きなのはヒナで、ほんとヒナは特別なんだ・・・・」



「もういいよ。分かった。ごめんね、浩二の言い分も聞かないで一人で怒ってて。でも、正直まだ浩二を信じられないよ。ただでさえ、浩二の今までの事よく知らないのに、いきなり他の女の子が出てきたりして・・・・だから・・・・今はすぐに浩二とは戻れない。」




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