真夏の海のシンデレラ
「ヒナちゃん!」



快くんに抱きしめられても尚、私の涙は止まらなかった。



「・・・・・・ヒナちゃん・・・俺、送ってくから、もう帰ろう?ね?」




泣きながらごめんねと繰り返した。




それしかできなかった。



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