真夏の海のシンデレラ
お腹もいっぱいになり、健全な私たちはシラフで食後の花火を楽しんでいた。



私は幸せすぎて、走り回っていると、急にプチっと言ってビーサンの紐が切れた!!!



「うわ~。誕生日なのに最悪だぁ~」



「ほんとだぁ~。ヒナ縁起悪いよぉ~」



と言いつつ笑っているリエ。



憎めないんだよね・・・・リエって。



「ヒナちゃんついてないねぇ~。ってか俺ちょっと小便行ってくるわ!」


と、私のビーサンよりもトイレを取った快くんを置いて、私はリエ達と三人でまた新しい花火に火をつけた。



「いいも~ん。別に。縁起なんて関係ないしぃ~。彼氏は私よりもトイレが大事でも、別にいいし~」



といじけてる私の言葉を無視して、二人が何かソワソワしている。



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