【短編】君が好きなんです。
「……はるか」
「ほっ、ほんとに……??ほんとに信じていいの??」
「……いいよ。信じても。てか信じて」
「うん……信じる。信じるよ、珠輝くんのこと」
だって、わたしのこと好きだって言ってくれたから。
ウソなんかじゃないって信じてるもん。
「……俺には、お前だけ」
「うん。わたしにも、珠輝くんだけ」
「……知ってる」
「珠輝くんのこと、大好き」
「……それも知ってる」
珠輝くんの黒いサラサラの髪の毛がまた風に揺れた時、珠輝くんの唇がそっと触れた。
……わたし珠輝くんが大好きだから、これからもずっと一緒にいようね??
―――完結―――