【短編】君が好きなんです。
「絶対諦めないもんっ」
珠輝くんのこと振り向かせてやるんだから!!
「行ってきます」
翌朝わたしは、珠輝くんがいつも通るコンビニの前で珠輝くんを待っていた。
珠輝くんと一緒に学校に行きたいから。
「珠輝くん、おはよう!!一緒に学校行こう??」
「……なんでいるの」
「珠輝くんと一緒に学校行きたくて、待ち伏せしちゃった」
「……あっそ」
やっぱりいつもと同じ素っ気ない態度で、わたしより先をスタスタと歩いている。
「あっ!!待ってよ、珠輝くん!!」
急いで珠輝くんの後を追う。