同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正
春綺君に突然聞かれて、驚く自分。
「特にないけど……」
もっ、もしかしてコレってー……
「明日なんだけど、一緒にご飯でも食べに行かない?
捺海ちゃんと色々話たいことが、あるからさ」
デートってやつですか!?
「うん、良いよ」
ハッ!!
しまった!!
普通なら、一瞬でも迷うのに何も考えることなくOKしてしまった……
だけど、あたしが後悔した時には、もう手遅れでした。
「本当!?
じゃあ、明日ー……
10時にマンションの前で待ってるから!」
顔を見なくっても電話から聞こえて来る
声で、春綺君が喜んでいるのが凄く伝わって来る。
そんな、反応されると何だか悪い気はしなかった。
まっ、いっか………
「うん、じゃあ……また明日ね」
「おやすみなさい、
捺海ちゃん」
あたしは、電話を切りポケットの中に携帯を入れる。