同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正







頭に血が上ってすっかり忘れてたけど……



あたしは最低男の顔を見つめる。



視線に気付いた最低男は不機嫌な顔のままあたしを見る。




「…んだよ。なんか文句あんのか?」




「熱、下がった?」そう言ってあたしは最低男の額に触れる。




…うん。結構下がったね。




「…おい、俺様に気安く触るな」




本当こいつ、可愛くない。




「はいはい。だったら熱なんて出さないでよ。ったく…ここ数日間、大変だったんだよ?いきなり倒れてベッドまで運んで大変だったしその後もタオルを定期的に取り替えたりー…」




あたしが呆れ顔で最低男に愚痴を言っているとー……




「…悪い」




……は?





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