同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正
そんな自分が最低男に気づかれないかソワソワしながら真後ろにいる最低男を見る。
「ねっ、ねぇ。包丁使ってるし危ないからあっちに行って」
最低男を離そうとあたしがそう言うとさっきよりも強くあたしを抱き締める。
「やだ…」
「……」
…いや、ちょっと待って。これ反則じゃない?普通に可愛いくない!?
普段とのギャップがありすぎる。可愛すぎるなにこれっ…女の母性本能がくすぐられる。
そんなことを心の中で思っている内にお粥は無事に完成した。
「卵お粥できたよ。準備するから寝室に戻ってて」そう言うと最低男は「うん…」と返事をして素直に寝室に戻って行った。
あたしはお粥と果物と薬を用意して寝室に向かった。