同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正





そう言えばあたしあいつがテレビとか観てる所なんて初めて見るかもしれない。



て言うかそれ以前に用もないのにこうしてひとつの部屋に二人でいることなんてそんなになかった。




大体、あいつが家にいないことのほうが多いし二人でいる時は寝る時くらいだ。





「なに作ってんの?」




「前に言ったでしょ?あたしの得意料理!」




「お前の得意料理って?」




「しょうが焼き」




「へー」




そんな会話をしている内に料理は黙々と完成していく。




「…できた!」





あたしは、出来上がった料理を盛り付けテーブルに並べた。




見た目はかなりの上出来。後は味だけの問題だ。





< 202 / 277 >

この作品をシェア

pagetop