同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正
それにしても……
今日は仕事ないの?
いつも、仕事がある時は家に帰って来るのは
遅い。
なのに今日は、もの
凄く早い。
「ねぇ、今日って仕事
あるの??」
テレビを見ながら聞くと後ろから最低男の声が
聞こえた。
「今日は、休み。」
「フ~ン………」
「何??もしかして
気になるとか??」
「ハッ……??」
何でアンタは、いつも……
そっちに行っちゃう訳??
「俺様のことが、
そんなに気になるか??」
最低男は、口元を
釣り上げて、あたしを
見た。
何言ってんの………
この……
自意識過剰男っっ!!!!
「そんな訳ないじゃん!!」
「あ゛??
じゃあ、何でー……
あの時……
俺を名前で呼んだ??」
最低男の言葉で、
この前のことを思い
出してしまった。
「あっ、アレは……
アンタが呼べって
言うから……」
俯いていると、いつの
間にか最低男は、
ソファーの近くにいた。
驚いて顔を上げると
直ぐ近くに最低男の
整った顔があった。
「……………!!」
ガシッ……
最低男は、あたしの腕を掴んで見下ろした。
ヤバい……
隙を見せたから
逃げられない……
「フーン……じゃあ……
何で俺が抱きしめた時、俺を抱き締め返した??」
最低男の言葉に動揺する。
どうしよう……
コレばかりは……
何も言えない……
ドサッ……
そう思っていると
最低男は、あたしを押し倒した。