同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正
「もしもし??」
(久しぶり、捺海。)
携帯から懐かしい声が
聞こえる。
この前、電話をかけて
来た奴。
名前は、確か……遊。
最近、会ってないから
記憶が曖昧なんだよね。
「本当、久しぶりだねー
って言うか、どうしたの?」
(あのさ、久しぶりに
デートとかしねぇ??)
デートかぁ……
うーん……
実は毎日が、ほとんど
暇なんだよね。
まっ、暇潰しには良いか。
「うん、行く行く~
どこ行くの??」
あたしは、そう言って
リビングを出て自分の
部屋に入った。
(何か買いもんして
飯でも食いに行こーぜ。)
「うん、分かった。
じゃあー…………」
あたしは遊と話しながらクローゼットから服を
出して着替えてメイクをした。
「じゃあ、いつもの所ね。」
電話を切って、お気に
入りのブランドバッグに荷物を入れた。