同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正
横には、アイツの腕。
薄暗い駐車場にアイツの顔が、
ぼんやりと見える。
腕を使おうとしても片手で両腕を頭の上で押し付けている。
「お前……あの男と何してた?」
「別に……アンタに関係ない。」
冷たく言って、そっぽを向くと
アイツの温かい手が、あたしの
顎を掴んで自分の方に向ける。
けど、視界は横を向いている。
だって、見たくないし。
「こっち見ろ。」
「……………」
フンッ……!!
絶対に返事なんてしないしっ!!!!
すると、アイツは……
あたしの髪を触って来た。
「………!?何すんー……」
最低男を見るとアイツは、
あたしの首を見ていた。
何、あたしの首見てんの??
疑問に思いながらジッと最低男を
見つめていると……
「お前、何だよコレ。」