同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正
「うるせーなぁ…裸みられたくらいで騒ぐな。しかもタオル巻いてんだろ」
「違うし!ノックもしないでいきなり入ってきたらびっくりするわ!なんでノックしないで入ってくんの!?」
「はあ?俺がいつ入ろうと俺様の勝手だ。それにここは俺の家だ」
「だからってあたしがお風呂場にいるって知ってるんだから気を遣えよ!」
全くこの男にはデリカシーってものがないの!?
「…あっそ、じゃいい。一生その格好でいろ」
え、それは嫌!せっかく温まったのに風引いちゃうじゃん!
「あぁもう!分かりましたあたしが悪かった。だから着替えください!」
お風呂から出たあたしは完全にスッピンだ。スッピンを見られたくなくて顔を背けたまま最低男に手を伸ばす。
「嫌だね。欲しかったら自力で奪え」
むかつく…!ほんっっと最低!小学生みたいなことしやがって!
で、でも…服を奪い取らないとずっとこのままだ。
もうこうなったらー……
あたしは一か八かで立ち上がり最低男と向き合う。