同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正
「捺海ちゃんは、徹也に強引に連れて来られただけだよ」
顔を上げると目の前に春綺君の背中があった。
「ふーん…」
「見たところお二人はお知り合いのようですね。どのようなご関係で?」
甲斐くんの質問に尚希は「あぁこいつ?こいつ俺の女」とあっさりと言う。
「へー尚希の女かー!……え、ちょっと待ってお前の女ぁ!?」
徹夜が目を丸くさせそう叫ぶと周りにいた女の客達がまたザワザワと騒ぎ出す。
「うそ!?あの尚希様に女!?」
「彼女なんて作らないって前に言ってたのに…そんなぁ」
「捺海ちゃん、今の話本当なの?」
春綺君の言葉にどう答えていいか分からなくて最低男を見るとあたしをジッと見つめた。
「…うん」