同居人はNo.1ホストー1ー213ページまで修正
だけど春綺君は、あたしの愚痴を最後まで聞いてくれた。
嫌な顔見せずにあたしの話を頷いてちゃんと聞いてくれる。
「っていうかなんであんな偉そうで俺様なの!?しかもおまけにドエスだしエロいことしか考えてないし!もおー最悪!」
「確かに尚希は俺様だし人を少し見下すところはあるよね…」春綺君は苦笑いをしながらあたしの意見に同感してくれた。
本当に最低な男だ。あんな男、今まで出会ったことない。それに比べてーー……
あたしは春綺君の顔を見つめた。
「ん?どうしたの?」
「いや、なんかさぁー…あいつも少しは春綺君を見習ったらいいのにって思って」
そうだよ。大体、なんでアイツがNo.1なわけ?普通そこは春綺君じゃない?
春綺君はあいつと並ぶくらいルックスもいいし優しくていい人だ。