人形の微笑



そして、


「リリス……」


腰に回してない方の手を、リリスの金糸のような髪に延ばすと、


「俺は、リリスが好きだから……暗殺者なんて危ない事、やって欲しくない」


その中の一房を手に取り


「だから、暗殺者なんてやめて――――俺の物になってよ」


それに口づけを一つ、落とした。



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