人形の微笑




じぃん…と足に広がる足の痺れを無視して頭上を見上げれば、


宙を駆けて走り去る一つの影が、城内へ消えていくのが見えた。



「………ふぅ」



とりあえず、今やるべき事は全てやった。


一仕事終えて、安堵のため息をついた俺の首元に………一本の槍が突き付けられた。





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