人形の微笑



それを聞いたコルトは、神妙な顔で一つ頷くと



「ベッドで横になってね、姉さん」



それだけ言い残し、音も無く部屋から出て行った。






――…これで、一人。


一人きり。







< 287 / 343 >

この作品をシェア

pagetop