人形の微笑




バタン!!という大きな音と共に、破れんばかりの勢いで部屋の扉が開かれ、



【リア!!リアなのか!?】



鈍色に光る瞳と髪を持った一人の男が走り込んできた。


それを見た女――リアは、



【……ルカッ!!】



嬉しそうな顔をして、その男の方へ駆け寄り



そして二人は――固く固く、抱き合った。



< 328 / 343 >

この作品をシェア

pagetop