蜜柑色の淋檎【短篇】
自費といっても大したもので、かなり大掛かりな会場には、沢山の人が押し寄せていた。

試写会も終わり、期待以上の満足感を覚えていた時、その日の主役が二次会へと誘って来たのだ。

どういう繋がりかは知らなかったが、彼の別の友人のグループに彼女は居た。

試写会場で初めて見た彼女は、高い身長をヒールで更に高め、黒髪がとても綺麗な女性だった。

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