蜜柑色の淋檎【短篇】

場の雰囲気と衝動とは、得も言われぬ力を持っている。

二次会の席で同じテーブルに座った事が、偶然の出逢いだと言うならそうかも知れない。

どことなし陰の有る雰囲気に惹かれた俺は、少しばかりのアルコールの力を借りて、彼女の次の予定を聞いた。


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