time-きみの隣で。-
「愛を教える...?笑わせないで。」
翔太の左手から手を離す。
輝きを放つリングが
私には曇って見えた。
信じてたのに
翔太なら信じられるって
思ったのに.....!!!!!
「月奈。」
「っ!!!!触らないでっ!!!」
翔太が私の頬に伸ばした手を思いっきり払った。
「私は...愛なんか信じない。」
今まで笑ってたのが
どきどきしてたのが嘘みたいに
驚くほど冷たい声がでた。