青空からの贈り物。 〜君が教えてくれたこと〜






そう考えていた、その時、だった。





「う、わっ!」




ぐらりと、足もとが揺れた。




見てみると、さっきまであった透明な壁のようなもの、結界が、俺が立っていた部分だけ無くなっていた。




慌てて翼を広げようとしたが、もう遅い。




「うわぁぁあ――――っ!!!」



「え? わっ、兄貴!!」




そんなレイの慌てた声を最後に、




俺は、地上にある“人間界”へと、



まっさかさまに、落ちていった――。




< 25 / 30 >

この作品をシェア

pagetop