青空からの贈り物。 〜君が教えてくれたこと〜
「…と、まぁそういうわけで、俺はここへ落ちてきたって訳。
天界には、結界っていう、人間界と天界を分けてる透明の壁見たいのを管理するところがあるんだけど。
多分、管理してる人が間違えて俺が立ってる所を偶然部分解除しちゃったんだと思う。
服は、俺、天界での白いスーツみたいなの着てたから、人間界で怪しまれないように博士が急いで変えてくれたんじゃないかな」
「へえ~…、まだ色々疑問はあるけど、何となくわかった。空、弟いるんだね」
「あぁ、一つ年下のな」
空の話を聞いて、自分の頭の中で、勝手に想像してみた。
間違ってるところはきっとたくさんあるだろうけど、きっと、空の住む“天界”は…、素敵なところ、なんだと思う。