青空からの贈り物。 〜君が教えてくれたこと〜




「…私も、天界に…、天使に、生まれたかったな」




ぽつりと、独り言を呟く。


どうして、私は人間に生まれてきたんだろう。



「…なぁ、」


「え?」



ぼーっと考えていると、不意に空が私に声をかける。


私を見つめながら、何も言わない空。


吸い込まれるような瞳に見つめられるのが耐えられなくて。



「…な、に?」




私から、聞き返した。




< 27 / 30 >

この作品をシェア

pagetop