14個の君の物語<短編集>

いや…有ったんだ

あの日々は……


あたしが捨てたんだ……
父と母の仲を理由に


手が届かなくなる前に

「あんな日々…消えちまえ……」

窓に向かって小さく小さく
あたしの負の念を零した

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