14個の君の物語<短編集>

「……なんだおはぎ。」
「萩だからっ!!」

同じクラスの萩があたしのもとまでやってきた

「まぁ……何だ。やる」
「?…これは……何だ?」

手の平に置かれた小さなストラップ
包帯巻きの熊の人形がぶら下がっている

「熊」
「それは分かる。コレが何なんだ?」


くれる意味が分からない

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