あの日の君へ。
*第9話*
2階にある自分の部屋に駆け上がる。

顔は涙でぐしゃぐしゃ

そのままベッドへダイブ。


・・・あ、

明音・・・置いてきちゃった。
怒ってる、よね。

あたしって最低


そう思っていたら
明音からメールがきた。

《鈴、元気出して?
なんかの間違いだよきっと!》


明音・・・。

あたし、明音のこと置いてっちゃったのに

全然怒ってないんだね。

むしろ心配してくれるんだね。
ありがとう、明音・・・。


でも


今のあたしには

元気なんて出ないよ・・・
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