あの日の君へ。
*第4話*
それはほんの些細なことだった。
あの時、素直になっていれば
あんなことは起こらなかった
7月半ば頃
野球部は念願の全国大会に
出場することが決まっていた。
大会の一ヶ月前とだけあって
部員は皆ピリピリしていた。
もちろん誠もその一人
しかも、その時誠は
少し調子が悪かった。
そのスポーツをやっていないと分からない
いわゆる「スランプ」というものだ。
あたしは誠を気づかって、
大会が終わるまで
誠と距離を置くことにした。
ところが
その日を境に
悲劇は始まるのだった。
あの時、素直になっていれば
あんなことは起こらなかった
7月半ば頃
野球部は念願の全国大会に
出場することが決まっていた。
大会の一ヶ月前とだけあって
部員は皆ピリピリしていた。
もちろん誠もその一人
しかも、その時誠は
少し調子が悪かった。
そのスポーツをやっていないと分からない
いわゆる「スランプ」というものだ。
あたしは誠を気づかって、
大会が終わるまで
誠と距離を置くことにした。
ところが
その日を境に
悲劇は始まるのだった。