桜の木の下で【短編】
当日
僕は1時間も早くバス停に着いた。
そして、バスが来るたびに中を覗き、彼女の姿がないか探した。

彼女の姿は見つからず、何度も運転手に頭を下げた。


10時 彼女はまだ来ない。

10時10分 まだ来ない。

10時20分 何かあったのではないかと不安に思う。

10時30分 遠くの方から走ってくる彼女が見えた!!
「かっ、かわいい」
彼女はとびっきりのおしゃれをしている。
いつもの制服とは違い、淡いピンクのワンピースに白のシュール、髪もおろしている。

僕は、もう恋に落ちてしまった。
今さらと思うかもしれないが、この瞬間に確定になったのだ!!


それにしても僕はというとTシャツにGパン

もう少し良いものを着てくれば良かったと今さら思う、、、
が、しかたが無い。
そんな時間はないのだ。
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