桜の木の下で【短編】
一週間後

次の日
学校へ行くためにバスに乗り、いつものように一つ前のバス停で降りる。

しかし彼女が来ない。
次の日も、そのまた次の日も彼女の姿は無かった。


心配になり、僕は彼女を探しまわった。
街中全て、どこを探しても見つからなかった。



約束の日曜日、10時になった。

彼女の姿は無い
10分、20分、30分、、、

1時間、僕は一人でバスに乗った。


あの桜を目指して

バスが走りだし、気が付いた時には終点になっていた。


あまりの寂しさに僕の思考回路が止まっていた。

ボタンを押さずにいたが、バスは終点で止まった。



僕はバスを降り一人で桜の木へ向かう、彼女の面影を求めて。
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