桜の木の下で【短編】
その日
本音を語ったあの人と愛撫し、そして身体を重ね合った。


私達は幸せだった。



でも、それは神の教えに背くものだった。


私はキリスト教信者、そして背いていたのは私と明



それは、あってはならない事
私と明は同じ高校に通っていた。



そう明は女の子。
私と同じ



明は自分の事を僕と呼び性同一障害だった。




私は、それを受け入れてしまった。

禁忌と分かっていながら
明の優しさに惹かれていった。
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