桜の木の下で【短編】
そんな僕に「昨日はありがとう。私、あんまりバスに乗らないから」って
なんとも 愛らしい声でお礼を言われたので、僕はまた緊張してしまい、また「うん」と小さくうなずく事しか出来なかった。

でも、、、


それから次の日も、そのまた次の日も彼女は僕の横で自転車を降り、一緒に歩き話をした。
始めは、うなずくだけだった僕も次第に話が出来るようになっていった。
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