明日があるまで
部活の終わる時間もすっかり過ぎて
学校のなかに生徒は数えれるぐらいしかいなかった。

「おぅ。」
あっ。
来ちゃった・・・。
どうしよう。
朝倉君はもう進んでいてけっこう距離があいた。
このまま帰ろうかな?
一緒に帰ったてことには思われないだろうし・・・。
なんて卑怯なことも考えてた。
その罰だろうか。
「おぃ。」
振りむいてしまった・・・。
どんどん近付いてくる。

今しかない。
そう思った。

「ごめんっ!」
怖くて。顔があげれなかった。
「私。朝倉君とは帰れない・・・。」
そう言って私は早足で門から出て行った・・・

~颯太side~
「私。朝倉君とは帰れない・・・。」
どうゆう意味だ?
いや。分かってる・・・。
俺が。こんな顔だから。
こんな・・・身体だから。

やっぱり。
あいつも俺の事を普通に見てくれないんだ・・・。

それからはよく覚えていない。
ただ。気がついたら病院にいた。
もう。この道何回歩いただろう。

「佐藤先生いますか?」
無意識に受け付けに歩いていた。
「すみませんがお名前は?」
「朝倉です・・・。」
「はい。2階の診察室に居ますね。」
「ありがとうございます・・・」



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