明日があるまで

#胸が苦しい

---ヂリヂリヂリ

昨日のせいもあってか
少し重く感じる体を起こす。

はぁ・・・。
今日は学校に行きたくない。

それより・・・
加奈に会いたくない。

いや。
そんな悪いことしたか?

保健室で・・・
朝倉君が居て・・・
帰り誘われた・・・?

あ゛ぁ!
もう。考えるのが嫌になってきた。

「優那~。起きてる?」
お母さんが起こしに来た。
「うん!起きてるよー。」
「そぅ。ご飯下にあるから。お母さん、もう行くわね。」
「うん。わかったぁ~。」

私の両親は朝早くから出勤する。
お父さんは私が寝ている間に会社に行ってるらしい。
だから、朝はいつも静かだ。
まぁ。こっちのほうがすきなんだけど。

「よしっ!」
下に降りて顔を洗う。

そうだ。昨日のことは忘れよう!

そう心に決めて学校に行く用意をした。

私の体は機械のようにくるくると動く。
まぁ。高校生になってすぐは早く起きないとだめだったし。
バスの出発時間というタイムリミットもあって、色々と散々な朝を迎えていた。
でも今は。何分にこれをして。
というのが体に刻みこまれている。
だから・・・
7:45分には

---ガチャ

家の外でカギを締めている。

「優那っ。おはよ~!」


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