明日があるまで

#命

~颯太side~
最近、学校に行くまでの道のりが辛い。
前はまだ行って授業も受けれる時もあった。
でも、今は学校に行っても教室には行かず直接保健室に行ってる。

今日は、学校に行く気力もなく家に居た。
とりあえず、昨日の事謝らないとな・・・。
そうおもい櫻井にメールをした。


小学3年の夏。
学校で倒れた。
熱中症と思われて病院に運ばれた。
だが、そこで出た診断は・・・

白血病

なんでだよ。
何で、俺なんだよ。

中学の時は部活などでよく倒れた。
だが。高校になってからはまだ、倒れていない。
もう、治ったんじゃないか?
そんな幻。嘘でもいいから思ってみたい。


中学2年の冬。
学校の行事でマラソン大会をしていた。
母親は出場を、否定したが。
俺はできることは何でもしたかった。
はじめは何もなく。
運動もできる俺は順位を上げていった。

---ドクンッ

と、心臓が跳ねた気がした。
どんどん苦しくなって。
咳が止まらなくなった。
運よく、見回りの隣のクラスの担任がすぐ見つけて病院に運ばれた。

そこで聞かされた言葉・・・。

「颯太君・・・。驚かないでね?あなたの余命。あと・・・2年半。」
え・・・。ヨメイ?
2年半?
あと・・・2年半しか生きられない?







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