明日があるまで

#2人の気持ち

---ピーンポーン

ん・・・。
目をあけるといつもの見なれた天井。
後ろにある目覚まし時計に手を伸ばして時間を見た。
2時38分・・・。
あ、そうか学校早退したんだった。

---ピーンポーン

おっと。気付かなかった。

「はーい。あ。加奈!」
画面にはいろんな袋を持った加奈がいた。
「ぁ。優那?大丈夫??」
心配してくれたんだ・・・。
「ぅん!今開けるねー。」

---ガチャ

「加奈っ!ありがとう」
スーパーの袋や紙袋など色々抱えた加奈が立ってた。
「んー優那これ持ってー」
と一番大きい袋を渡してきた。
「んっ。こんなに何もって来たの??」
「色々とね・・・。とりあえず置いていい?」
「あ。ごめん!はいろっか。」

「ふぅ・・・。」
とりあえず冷蔵庫からオレンジジュースをコップに注いで加奈と自分の席に置く。
「ありがと。」
そう一言言ってオレンジジュースを飲んだ。
「で?これなに??」
全部で5個もある袋を指す。
「あ~。えっとね。まず、これがお見舞い。で、後は服!」
「服!?」
「うん・・・。はい。お見舞い。」
「あ。ありがとう!」
袋の中には・・・みかんとスポーツドリンクがあった。
「一般的。」
「でしょっ!」
と言って笑っている加奈を見ながら服・・・?と考えていた。




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