明日があるまで
---ピッ

「270円です。」
「ちょうどお預かりします。」
「ありがとうございました。」

「ん。」
アイスを渡して別れようと思った。
「じゃぁ。」
「待って。朝倉くん。メアド。教えてくれない・・・?」
「教える必要ないと思う。」
「え・・・。」
「じゃ。」
「あ。じゃぁさ・・・。」
まだなんかあんのかよ。
「…・・・今日のお礼・・・。」
「いらねぇってば。」
「これっ!!」
そういってチケットらしきものを渡してきた。
「これ。水族館のなんだけど・・・。一緒にどう?」
は?何これ。誘い?いらねぇ・・・
あっ。
「いいよ。」
「えっ!!本当!?」
「あぁ。」
「ただ・・・。もう一人連れてくけどいいか?」
「えっ…。あ・・・うん・・・。」
「お前も仲いい奴一人連れてこい。」
こう言えばきっと櫻井を連れてくるだろう。
「うん!!じゃぁ~。優那でも誘おうかな?」
フッ。やっぱり。
「じゃぁ。この水族館に17時ね。」
「あぁ。」
「じゃぁね~!!」
これが目的か。
まぁいい。また櫻井に会える。
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