明日があるまで

＃イルカ

～悠司side～
はじめはここに来るのもめんどくさったんだよねー。
「なんで俺が颯太のデートについて行かないとダメなんだ！」って思ってたから。
でも話を聞いてみると。
告白されるのわかってて。
でもそいつは好きじゃない。
優那ちゃんを誘うために俺も。
みたいなことらしい。

けっこうおもしろそうじゃん？
それに、颯太は否定してるけど絶対優那ちゃんの事好きなんだぜ？
これ以上に面白いかとがあるかって！

その優那ちゃんもけっこう颯太に気がある感じ？
まぁ。優那ちゃん自身も気づいてないっぽいんだけど。

厄介なのが。この加奈ってこ。
完璧颯太狙いで。
それより厄介なのが俺の気持ち。
俺らしくもない。
一目ぼれ。

～優那side～
「イルカだ―!!何年ぶりだろー!!」
「優那はしゃぎすぎ。」
「加奈もだよっ！颯太君。イルカの写真撮ってるの？」
「あ。これは・・・。」
「おぃ！優那！加奈！」

バッシャーン
「「キャッ」」

「ごめんなさ――――い!!!」
従業員の人が走ってこっちに来た。
「ぅわ！優那ちゃんも加奈もびしょぬれじゃん！」
「ごめんなさい。タオル今すぐ持ってきます。」

最悪だ・・・。
水槽の近くで見てたから。
イルカがこっちに飛んできて・・・
水しぶき直撃・・・。