明日があるまで
わかんない。
私何もしてないのに・・・。

「ねぇ。優那ぁあの人何年かなぁ??同じだといいねっ。」
「そぅだねぇ・・・」
なんか・・・ムカついてきたっ
「加奈!あの人の事ちょっと調べてくる!!」
「ぅん!お願いねー。」
いつものこと。
加奈が告られたりしたら。
私がその人について調べ上げる!
親友を困らせる人とは付き合ってほしくないからね。

(はぁ・・・。もぅなんなの!?あの人。)
記憶力がいい私は視力もよく画力もある。
自分の事こんな風に思うのはいやなんだけど。
指名手配の顔とか書くのに合ってるのかも?

自分の席に戻り、スケッチブックを出して顔を描く。

筋が通ってる鼻・・・
細めなんだけどぱっちり二重な目・・・
きれいな形の唇・・・
整えてないと思うのにきれいな眉・・・
栗色でやらかそうな髪・・・

「美少年だ。」
思わず口に出してしまった。
「なになにっ!?イケメン?」
愛莉もそぅそぅいない美少女だよなぁ・・・
愛莉はお姫さま系で。
加奈が清楚なお姉さま系!?
なんて考えていたら・・・
「きゃぁーーー❤颯太くんだぁ!」
そうた?誰?
「え?なに。優那、颯太君とお友達!?」
ぁ。この人颯太っていうんだ・・・
「え!?お友達!?」
「やっとしゃべったぁー。」
「やめてよ!こんな人と友達なんてっ。」
全身で拒否した。
感違いでもやめてほしい。
「こんな人?優那知らないの?颯太君はねぇ・・・」
あっ!メモメモ・・・
「容姿抜群。運動神経抜群。頭脳抜群。ほら。いつも学年一位だし。
でも・・・学校にはごくたまにしか来ないの。テストは週末学校に来て受けてるらしいし。」

ふむふむ・・・。




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