片想いデビュー【完】
*携帯
*携帯
『どれにしよう…』
私は、今悩んでいる。
『…どれでもいいからはやくしてくんない?』
隣からはイライラしたような京の声。
…だって、京にあんまりお金ださすの悪いから…昔の安い機種探してんのに…
私は、軽くため息をついた。
その時。
『あの〜お客様、機種は、おきまりでしょうか?』
店員のかわいらしい声が店内に響きわたる。
『あ、いや…まだなんで…』
『それでしたら!いいのがございますよ〜??』
そう言うと、店員は、頼んでもいないのにいろいろな携帯を持ってきた。