【短編】隣にいる君が
あいつとの関係

飲み会

ある夏の日の夜。

私のバイト先 ―大型チェーン店のパスタ屋― の
仲間たちと仕事終わりに飲みに行くことになった。
こういう時は自分たちの店で飲むと
割引がきくんだけど、敢えて別の店へ行く。

職場で騒ぐのもね、ってことで。
自分がやっていることを他の人にされるのも妙に嬉しかったりするし。
優越感?くだらないんだけど。
あ、こいつまだまだだな、と意地悪なダメ押しするのも楽しい。


気が付いたら酔っ払っていた。
先輩に無理矢理飲まされて、というかお調子者の私は
「飲め!」と言われると「喜んで!」と一気しちゃうのだ。

本当は弱いんだけどなぁ。

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