チッサイ、オッサン
「でもなんか、ちょっぴり和む気がしてきたかも……」




それからの俺は、オッサンとのおかしな同居生活にどんどん馴染んでいった。


トイレ掃除をしている最中水と一緒に流れて行ったり、テレビのチャンネル争いをしたり。


夜は一緒に寝て、俺が帰った時は出迎えてくれる。


完全にお二人様生活が始まって、人間って、いやむしろ俺ってなんて順応能力に長けているんだって感心するほど、オッサンとの時間は自然になっていった。


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