チッサイ、オッサン
思い出すのは子犬のような笑顔のオッサンばっかりで。


俺は。


俺は。


「……なんか淋しい。淋しいよオッサン……」


それから一晩中泣き続けて、俺はとうとう体力の限界で病院に行き、なんとか入院はまぬがれたけど実家に連れ戻されることになった。




< 176 / 216 >

この作品をシェア

pagetop