チッサイ、オッサン
ウンコでオッサンがアズキを。


……いや、違う。間違えた。


ゆっくりと首を横に振りながら、俺はアズキ色のジャージを着た小さなオッサンが、ペットボトルに向かってウンコ座りをしているのを確認した。


『…………………』


見つめ合う俺とオッサン。


微妙過ぎるこの空気。


あ、あれはなんだ?実は虫なのか?新種の小動物なのか?……ちくしょうっ、どこからどう見てもオッサンだ!しかもものすごくチッサイ。チッサ過ぎる!


覗き込んだまま完璧にパニクっている俺のお脳。


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