チッサイ、オッサン
するとなにを思ったのか、ゆっくり近付いてきた。


でもベットはオッサンの身長より高いから、近付けば近付くほど俺の視界から消えていく。


寒くて仕方ない俺に、構ってるヒマなんかない。


うっすら目を開けてひたすら震えていると、突然視界にオッサンのドアップがヒョコッと飛び込んできた。


「うおぅ!……頼むからそっとしておいて……」


正直、至近距離にオッサンの顔面はキツイ。


< 95 / 216 >

この作品をシェア

pagetop